親や友達から「姿勢が悪い!」と言われるけど、正しい姿勢って結局どんなの?
こんな疑問に答えます。
記事のテーマ
結論、正しい姿勢とは?
それではその説明を見ていきましょう。
正しい姿勢の定義=解剖学的正位

解剖学的正位とは?
解剖学的正位は解剖学的に見て最も基本的な姿勢のことです。
他にも解剖学的肢位(しい)やアナトミカルポジションと呼ばれることもあります。
解剖学の考え方は特に記載がなければこの解剖学的正位が前提となって説明されます。
解剖学正位のメリットは?
解剖学的正位は何が良いかというと関節が正しくハマっているため筋肉に負担が少ないという点です。
猫背になったり巻肩になったり関節が正しいハマり方からズレると筋肉が引っ張られたり、ねじられたり、縮こまったりします。
このように外力が与えられた筋肉は疲れやすくなってしまいます。
そのため解剖学的正位をしっかりと理解して癖付けることで正しい姿勢になることに加えて疲れにくい身体を作ることができます。
基本的正位とは?
後ほど説明しますが、解剖学的正位は文字通り解剖学的に正しい姿勢であるため、日常生活ではなかなか取り入れられないことが多々あります。
そこで解剖学的正位の他に人間が生活する上での基本的に見て正しい姿勢である基本的正位というものが存在します。
これは気を付けをしている状態、つまり手のひらが身体側を向いている姿勢のことを指します。
解剖学的正位は人間的に正しい身体の状態ですが、日常ではこの姿勢を意識していきましょう。
解剖学的正位の作り方

解剖学的正位の定義
解剖学的正位は以下のように定義されています。
解剖学的姿勢とは,直立し,顔面,足指を前に向け,両上肢を体側に下垂し,手掌を前方に向けた姿勢です。
解剖学的姿勢と身体の面,方向,位置を示す用語:https://www.study-channel.com/
分かり易く言うと、胸を張ったまま、手のひらを前に向けて気を付けをしている状態です。
昔の映画の〔ダヴィンチコード〕のパッケージの画像の人体図のような姿勢です。

大きな違いは肩の捻り
解剖学的正位と普段の姿勢の一番の違いは、手のひらの向きでしょう。
通常人間の手のひらの向きは身体に対して内側を向いているか、後ろを向いています。
人間の身体の構造的に頭が骨盤よりも前に出ると、肩が内巻きになり、肩甲骨が上がってきます。
つまり、寒い時に首をすくめるような姿勢になります。
この時に起きているのは肩関節の内旋という肩を内側に捻る動きです。
これが起きることにより、首肩周りの筋肉に疲れが出てきてしまいます。
普段の生活で気をつけること
解剖学的正位から最も離れやすいのは肩のハマり方です。
先ほど説明した通り、解剖学的正位では手のひらは正面に向いているはずですが、デスクワークや家事などで手のひらを下に向けていると手のひらは後ろ側に向くことになります。
筋肉に対しての負担は解剖学的正位ではほとんど無いため最も良いとされていますが、それが無理でも基本的正位が好ましいとされています。
しかし手のひらが後ろに向くのは肩の内旋(=極度の巻肩状態)になり、肩首周りの筋肉に大きな負担を与えます。
そのため疲れを少なくするためには極力手のひらを下に向ける動作は取らないことを心掛け、良くて手のひらが正面、悪くて身体側に向いている状態を継続することがおすすめです。
解剖学的正位を保つおすすめグッズ

SANWA DIRECT
エルゴマウス エルゴノミクスマウス ワイヤレスマウス 人間工学 腱鞘炎防止 ワイヤレス ブルーLED 無線マウス DPI切替 カウント数切り替え 1600/1000 多ボタンマウス
エルゴノミクス形状で長時間作業しても疲れにくいマウス。
商品情報
男性・女性ともに握りやすいミドルサイズ。
読み取り精度が高いブルーLEDセンサー搭載。
マウスの持ち方を横向きにすることで、手のひらを下側から内側に変えます。
そうすることによって基本的正位に肩の関節を変えることができます。
横向きのマウスはまだ試したことがないという長時間デスクワークをしている方はぜひお試しください。
Logicool
Ergoシリーズ LIFT
スタイリッシュなデザインの静音縦型エルゴノミックマウス。
商品情報
「自然な握手の位置」のように自然な手首の角度のまま本体を握れるので作業時の手首と肩の負担が軽減。
電子機器の王手メーカーであるlogicoolが販売しているスタイリッシュなデザインのエルゴ型マウスです。
金額は先ほど紹介したものより高いですが、お試しではなくずっと使おうと考えている方にはおすすめの商品です。
こちらは手が小さい男性や女性用のモデルのLIFTと、手が大きめな男性用のモデルのMX VERTICALの2種類をおすすめします。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今度から誰かに正しい姿勢を取りなさいと言われた時は迷わず手のひらを真正面に向ければOKです。
今回説明したものを簡単にまとめると…
ぜひ明日からこの姿勢を試してみてください。
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