【花粉症の薬が効かない…】おすすめは舌下免疫療法! | 2023年現在の花粉症治療

花粉症の痒みをとにかく治したい!
でも薬も効かないしどうしたらいいんだろう…?

こんな疑問に答えます。

記事のテーマ

花粉症の治療方法である舌下免疫療法のメリット・デメリットを知る

それではその説明を見ていきましょう。

目次

舌下免疫療法=アレルゲン免疫療法

アレルゲン免疫療法とは、アレルギーを引き起こす要因となるアレルゲンを徐々に体内に取り込むことで、身体にアレルゲンを慣らしていく治療方法です。

アレルゲンが身体に慣れていくことによって花粉症の症状(痒みや鼻水など)を和らげる効果があり、薬の一時的な効能ではなく体質改善が期待できます。

その反面、治療期間が3年以上継続しないと最大の効果が発揮できないことや、はっきりとしたメカニズムは未だ判明していないため効果が確実に出ることが保証できないなどのデメリットがあります。

治療は小児からでも可能です。

治療の期間

3年以上毎日継続して治療をすると最大の効果が得られるとされています。

少量の服用から始め、医師の診断をもとに一定量に増量していくのが一般的です。

また対象となる花粉が多く飛んでいる時期はアレルギーに敏感になっているため、舌下免疫療法を開始することができません。

服用方法

治療薬を舌の下に置き、一定時間その場に定着させます。

その後、飲み込むことで服用が完了します。

また効果を最大限得るために服用してから5~10分は飲食を控えましょう。

やってはいけないこと

服用の前後2時間は激しい運動やアルコールの摂取、長めの入浴などは避けることで副作用の反応を抑えることが期待できます。

治療薬の主な副作用は以下の通りです。

治療薬の副作用
・アナフィラキシーショック
・口内の腫れ、痒み、違和感
・口唇の腫れ
・喉の違和感
・耳周りの痒み
など

また妊娠中の人には投与できない薬のため、治療期間となる時期に妊娠を考えている人は控えましょう。

期待できる効果

医師のもとで適切な治療を行なった場合、数ヶ月後に以下の効果が期待できます。

舌下免疫療法で期待できる効果
・アレルギー症状の完治、または長期にわたる抑制
・くしゃみ、鼻づまりの改善
・目の痒みの改善

これらが期待できることによってQOL(生活の質)が向上し、花粉症によるイライラや集中力の低下も改善されます。

費用

初回は症状を細かく細かく検査するため3割負担で5,000円前後の費用がかかります。

その後は診察料と処方箋の料金で月に3,000円弱で続けられます。

他の治療方法との比較

花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療は舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)のほかに大きく分けて以下があります。

花粉症の治療方法
・アレルゲン(花粉)の除去・回避
・薬物療法
・手術療法

アレルゲン(花粉)の除去・回避

花粉症の対策として一番基本となる方法です。

外出時にメガネやマスク、スプレーなど花粉が肌や粘膜に付着するのを防ぐことによってアレルギー症状の発症を抑えます。

一番手軽にできる分、軽症の花粉症にはかなり有効的な方法ですが、重症の人にはほとんどと言っていいほど効果がありません。

また服などに付着し、室内に花粉を持ち込んでしまうため常に室内や衣服を清潔に保たなければならないなど、生活に負担になることが多い方法です。

薬物療法

花粉症を引き起こすアレルゲンの働きを抑制したり、すでに起きてしまった炎症を抑えて症状を和らげる療法です。

重症の人にも一定の効果が期待でき、こちらもポピュラーな治療として使われます。

市販の花粉症用の薬を処方するのも良いですが、効果が薄ければしっかりと医師の診断のもと専門の薬を処方してもらいましょう。

薬を処方してもらうためにはアレルギー科などの病院やクリニックでの診断となります。

皮下免疫療法

舌下免疫療法と同じ分類のアレルゲン免疫療法の1つです。

舌下免疫療法と違い、皮下にアレルゲンを注射することによって身体に免疫をつけていきます。

長期にわたる通院が必要になったり、初期は投与量が増えるため負担が多くなります。

手術療法

粘膜を硬くしたり、神経を切るなどの手術を行います。

準備や費用がかかりますが、即効性があります。

花粉症の薬が効かない人へおすすめの療法まとめ

まとめ

舌下免疫療法は花粉症患者の中でも重度の人におすすめされる治療方法です。

メリット・デメリットをまとめると以下の通りです。

花粉症の薬が効かない人へおすすめの舌下免疫療法のメリット、デメリット

以上のメリット・デメリットを確認しながら、治療の参考にしてください。

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